映画「Michael/マイケル」を観た感想

映画「Michael/マイケル」を観て、理想と現実のあいだで生きるスター像について考えた感想。


映画「Michael/マイケル」を観て考えたことを書く。

私個人として、マイケル・ジャクソンをほとんど知らなかったが一応楽しめたと思う。なんかすごい音楽の人というイメージしか持ってなかったのでマイケル・ジャクソンのエピソードが多く含まれていたこの映画を楽しむことができた。真偽とか本当は違うとかは知らないので置いておく。

映画自体は面白かったので見るべきだと思う。ストーリーと音楽、どっちもあるし表現の仕方が好きだなあと思うところも多々あった。マイケル・ジャクソンに成るところに焦点を当ててくれたのは個人的にいいと思った。

中身について思ったことは天才は現実に生きられないんだなということ。大人になっても物語の中で、自分の見たいように世界を見ているのが印象的だった。普通は大人になるときに現実で生きられるように現実を主とするのにマイケルは変わらないなと思った。

マイケルはいつまでも自分の中、理想の世界にいたし現実が好きじゃなかったんじゃないかなと思う。たまに私たちが生きている現実に理想の世界からくるイメージ。だからこそ輝いて見えるのかも。

人間は子供か大人、理想か現実どちらかにしか生きることができなくて片方を増やすと片方が減ってしまう。マイケルは子供の時に肯定されたので理想の世界に生きることを許されたのかなと思う。ただほかの人は現実に生きているから仲間はいない。

そう考えると成形したのもわからなくもないなと思う。理想と現実で乖離が起きたとき、現実を変えるという選択をとるのがスターだから。ただ、美意識の感覚はどこに影響されているのかは少し気になった。自分の世界に生きているのに顔の理想は私たちと似ているんだなと。

あと、マイケルジャクソンを知らなかったのでマイケルが演出家というのも意外だった。見る前はダンサー程度の認識だったので表現のすべてを使っていたことには関心というかまあそうかという気持ちになった。音楽だけじゃない。

自分は理想に生きたいんだろうか、現実に生きたいんだろうか。中庸でいたい。でも結局現実に生きてしまうから理想に生きているスターを観て応援してしまうんだろうな。